メキシコの行方不明者 2007年以降で2万6千人 [メキシコ]

9月26日、ゲレーロ州において学生43人が行方不明になった事件に絡み、メキシコ全土おける行方不明者および死亡者のリストが作成された。リストに掲載された行方不明者は、2007年以降で2万6千人。死亡者は過去10年間で15万人に達し、メキシコのみならず国際社会に衝撃が走っている。これらのリストに掲載されている人数は公式に把握されている案件であることから、実際の死者・行方不明者はこれを上回ると思われる。また、これらの内95%が未解明のままとなっており、メキシコ社会における暴力と汚職、貧困と差別が同国を蝕んでいる現状が改めて浮き彫りとなった形だ。

ゲレーロ州の事件では、メキシコのカラム検察庁長官が7日、学生らはイグアラ市の市長の命令で警察に拘束され、犯罪組織に引き渡され殺害された後、遺体は燃やされ、川に遺棄されていたと発表。学生43人の遺体として一時疑われた墓穴の遺体群は、アルゼンチンの鑑識では全く別の事件によるものである公算が高まった。なお、ホセ・ルイス・アバルカ市長と妻のアンゲレス・ピネダ容疑者は、今月4日に逮捕されている。
タグ:社会 事件
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