麻薬カルテル“ゴルフォ”のボス 死亡 [メキシコ]

5日から6日にかけて、メキシコ最大の麻薬カルテルの一つ“ゴルフォ(Golfo)”のボス、エセキエル・カルデナス・ギジェーン(Ezequiel Cárdenas Guillén 48歳)こと通称“トニー・トルメンタ(Tony Tormenta)”が、同国北部タマウリパス州の都市マタモロスに投入されたメキシコ軍(投入海軍700人中実働部隊150人、ヘリコプター3機、軍用車両17台)との6時間にわたる銃撃戦の末、死亡した。トニー・トルメンタに加え、同組織で3名、メキシコ軍でも2名の死者が出ている。トニー・トルメンタを巡ってはメキシコの麻薬戦争に協力している米国政府により、5百万ドルの懸賞金がかけられており、メキシコ政府からも250万ドルの懸賞金がかけられていた。米国のオバマ大統領はトニー・トルメンタが殺害されたことに対し、メキシコのフェリペ・カルデロン大統領に祝意を表したが、トニー・トルメンタの死は同組織にとってさしたる影響は無いとみられている。
メキシコでは今年に入ってから5日までに既に10,035人もの人が麻薬戦争によって殺害されており、32州の内もっとも被害の多い州はチワワ州で2,797人が殺害されており、殺害者総計の27.8%を占める。次いでシナロア州が1,795人(17.8%)、ゲレーロ州が786人(7.8%)、ドゥランゴ州が700人(6.9%)、タマウリパス州が653人(6.5%)、ヌエボ・レオン州が524人(5.2%)となっている。
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